FAINDOUTの実働も、残すところこの日を含めてあと2日。
うまく調査できず結果が残せていないのも事実。
残りの時間で少しでもきちんと調査を行かなければならない。
今日はまず香港島の東に位置する西湾河(サイワンフー)にある美容室「REBEAUX(レビュー)」へと向かった。
目の前には緑に囲まれた小さな広場があり、 周りには住宅街が立ち並ぶ。そんな所にある美容室。(実際この上も住宅となっている。)
このお店はGoogle広告を掲載しており、且つ、日本人マネージャーが実際に現場に立ってカットやスタイリングを行っているため、香港の美容事情やトレンドなど、色々と話しを聞けるかもしれないと思い、この店に決めた。
店内はカット台が6つにシャンプー台が2つ。
スタッフは来店時は4人。日本人マネージャーの他は外国の人だった。
飛び込みでもカット可能だったため予約はしていかなかったが、予約も電話では可能とのこと。
受付時に予約表をちらっと見たが、行った時間が丁度空いており、そこ以外は予約でいっぱいのようだった。予約したほうが確実ではあったので、そうするべきであった…。(予約せずに入れたのは運が良かった)
どれぐらいの短さにするかと聞かれ、「香港スタイルで」と頼んだら、「マジのやつで行くと結構高い位置から1mmになりますよ?」と言われたので、日和ってしまい抑え気味にオーダー。
マネージャーがカットを行ってくれたため、いろいろと話を聞くことができた。
・香港にはホットペッパービューティーのようなポータルサイトやアプリはなく、予約は電話や「WhatsApp」というメッセージアプリを利用し、店員に直接予約を依頼するという形らしい。
・ポータルサイトがないので、周知してもらうのに時間がかかるので、開店間もない頃は全く人が入らなかった。
・広告を行い、その広告文の中に「24時間いつでもカット」や「カット無料」と入れ、実際にそれを行ったところ反響が出て、それ以降お客が増えたとのこと。
・「キーワードに追加した」「広告文に入れた」との発言があり、Google広告の設定はマネージャー自らが行っていると思われる。(本社にWEB担当がいて逐一依頼している可能性も。)
・香港の美容師は免許がいらないため、非常に数が多い。受けきれないときは近くの美容院を紹介することは当たり前の様子。
・香港スタイル(サイドを刈り上げ、トップにボリュームを残す)が今、世界的にもブームらしい。(セールストークの可能性も?)
・香港の会社は、社員でも個人事業主としての扱いが多いらしい。性格的に、他を出し抜こうという気持ちが強いらしく、個人事業主扱いした方が120%の力を引き出せると考える会社が多いとのこと。
以上のようなことをカットの最中に聞くことができた。
約30分ほどでカットとシャンプー、スタイリングが完了した。
個人的には思ったより全然良かった。
ただ、普通になってしまい面白みはなくなってしまったが…。
ちなみに、こちらの美容院は「株式会社リビアス」日本の会社が経営しており、日本全国に美容関係の店舗を250店舗展開している。
その後、太古(タイクー)にある「AEON STYLE康怡」へと向かった。
ご存知の通り、日本にある「イオン」の香港の店舗。
イオンは香港にも多く出店しているため、日本との違いがあるのかとの調査であったが、やはりイオンはイオンであった…。
日本との違いといえば、
・スマホの貸出用ポータブル充電器が用意してある。
・セールをしていたが、「○○%off」表記より「(定価の)9割」という表示のほうが大きい。
・イオンの上にマンションが立っていて、お互いが直通している。
点であろうか。
イオンを早々に引き上げ、ホテル近くまで戻り、アプリ『大众点评』で見つけた「连香居」という点心の店へと向かった。
大众点评にて、香港島全域で総合順で並び替えた際に、1番上に表示され、このお店がホテルの徒歩圏内にあり、更に今年のミシュランに掲載されているようだったので、こちらを調査しようとした。
一人あたりの予算も$86と日本円で1,200円ほどとの記載があったのも理由だ。
2階と3階に店舗があり、3回はVIPルームで少々値段が上がるため、2階に入店。
席に付き、メニューを見ると大众点评に記載されていたTOP1~3が無い…。店員に確認すると、ディナー時はやっていないらしい。大众点评には何も書いてなかったのでわからなかった。
ディナー時のメニューは$100超えの品ばっかだったため、申し訳なく退店させてもらった。
大众点评の情報だけではなく、他のアプリやWEBでも情報を収集していくべきだったと反省をし、別のお店を検索。
香港島全域で人気順で並び替えた際に、1番上に表示され、连香居の徒歩圏内にあり、更にこちらも今年のミシュランに掲載されていた「九记牛腩(上环店)」に移動。
かなりの人気店のようで、ガイドブックにも載っているほど。この日もストリートビューのように長い列が作られていた。
支払いは現金のみで、中でのカメラ撮影は禁止とルールが厳しく店内での写真が撮れなかったのが残念。
列の進みが早く、5分ぐらい並んだところで店舗の前まできた。中を覗くと、どうやら相席が基本なところで、空いた席にじゃんじゃん入れていったため、進みが早いのだと合点が行った。
大众点评のTOP1~3のうち、2番目のものはメニューになく注文できず。1番目の牛すじ入りカレー麺と3番目の上湯スープの牛バラ入り麺を注文。ただし、麺が切れていたために粗面(太麺)に変更。
注文して3分ほどで注文の品が出てきた。
出てくるのがすごく早くて驚いた。
太麺と言う割には思っていたより細く、そして平打に近かった。例えるなら、どん兵衛の麺を少し細くした感じだろうか。
麺以外には、メニュー名通り肉が入っており、それはよく煮込まれており、とても柔らかく、箸でほぐれるほどだった。
上湯スープは出汁がよく出ており、薄くもなく濃くもなくちょうどいい感じであった。
カレー麺はとてもスパイシーで辛かったが、嫌な辛さではなく、むしろやみつきになる辛さであった。
店内の雰囲気は、常に満席で店員も愛想が悪くなるほどバタバタしていた。しかし、どの店員も手際がよくて、注文が出てくるのも片付けるのも客を回すのも早く、常に満席であろうから、慣れているのだろうなと感じた。
今日はアプリだけで見つけたものの情報だけで調査を行うのは危険だということを学んだ。1つのアプリだけでなく、他のアプリやWEBでも情報を収集しなければならない。